第13回時代に求められる薬剤師になる方法

コンサルタント直伝 薬剤師向け 転職ノウハウ講座

メディウェルの薬剤師専任コンサルタントがキャリアアップを目指す薬剤師の皆様に、転職のプロだから知っている
“最新の転職市場の動き”や“希望にあった求人の見つけ方”など、転職成功のために「プロの技」をお教えします。

第13回
時代に求められる薬剤師になる方法

~自分に付加価値をもたらしましょう~

薬剤師の皆様、こんにちは。薬剤師資格は国家試験であり、現在の制度では6年制の薬学部を卒業した後に国家試験に合格しなければ取得できない高度な専門資格ですね。しかしご存知の通り薬剤師の転職業界も厳しさが増し、活躍の場が広がった反面、高度なスキルや認定制度などによる資格の上積みがなければ、なかなか思うような仕事を選びにくくなっているという事実もあります。そこで、今回は「自分に付加価値をもたらすことで転職市場において優位になる」ということについて考えてみたいと思います。

講師:田之上亮
講師:田之上亮 ryo_tanoue
薬剤師 プラスアルファとは

薬剤師として転職する以上、薬剤師資格を修得しているのは当然です。また3年以上のキャリアがあれば管理薬剤師として働くという道もあります。しかし、転職市場において優位性を確保したい場合においては、それ以外のプラスアルファを自分のスキルかキャリアに上乗せする必要があります。

ただし、これは必ずしも「認定薬剤師などの資格を取得しましょう」などという話に限ったわけではありません。もちろんなるべくそうした上位資格を取得しておくに越したことはありませんが、資格が役立つのはそれらの細分化された専門分野で働く場合に限られ、必ずしも万能ではないからです。
では、薬剤師として評価に結びつくプラスアルファとはどのようなものが考えられるでしょうか?

マネジメント能力

調剤薬局チェーンやドラッグストアチェーンでは、各地で多店舗展開を行い、さらに店舗数を拡充していこうというマインドを持っています。このため店長、あるいは各店舗の運営を任せられるマネージャー職を大量に必要としています。
ご存知の通り、店舗において第一類医薬品を販売するには薬剤師が常駐して対面販売することが法律で義務付けられています。第二類、第三類については薬剤師ではなく登録販売者が常駐している店舗であれば販売が可能ですが、チェーン本部から見れば最初から薬剤師を各店舗に責任者として配置した方が、人材効率が高いといえるでしょう。

またお客様の立場から見ても、「薬剤師が常駐している薬局」は安心につながります。このため多くの薬局チェーンやドラッグストアチェーンでは最初から店長候補生、あるいは幹部候補生として薬剤師を積極的に採用しようという動きがあります。
店長、あるいは店舗責任者としてスタッフをマネジメントする経験や能力を持つ薬剤師がこうしたチェーンで重要視されるのは当然ですし、現在はマネジメント経験や能力がない方でも、これから意欲的にスキル獲得に取り組む意欲があれば高く評価されます。

マーケティングに関するスキル

たとえば医薬品メーカーで新薬開発や治験に携わったり、あるいはMS(マーケティング・スペシャリスト)として活躍するためにはマーケティングに関するスキルが欠かせません。もちろんドラッグストアの店頭などで推進される販促戦略もマーケティングの一貫ですが、医療界におけるマーケティングとは、医薬品メーカーと病院、医師、そして患者さんをどのように円滑に結びつけるか、必要とされる医薬品を必要とする人にどう供給するかといった広範な体系的知識を指します。

もちろんひとりの薬剤師がすべての体系的知識を身に付けることはできませんが、どのような職場で働く薬剤師にもマーケティングに関する興味は抱いていただきたいと思いますし、可能な限りスキルを身に付けていただければキャリア形成に役立つチャンスが必ずあるはずです。

認定薬剤師・専門薬剤師

医療の高度化・専門化が進むにつれ、薬剤師に対しても医薬品について高い専門性が要求されるようになりました。また、それと同時に医薬品のスペシャリストとして医師を支え、チーム医療の中核となる人材が求められています。一定年以上の経験年数を持ち、各認定団体が定める研修課程を修め、あるいは試験に合格することで認定薬剤師や専門薬剤師といった高度資格が修得できます。

たとえば「がん薬物療法認定薬剤師」や「がん専門薬剤師」、「精神科薬物療法認定薬剤師」や「精神科専門薬剤師」など各種の認定薬剤師・専門薬剤師資格があり、公益財団法人日本薬剤師研修センターのデータによれば、2013年12月27日現在の認定薬剤師数は全国で4万人を突破しています。
薬剤師として自分の人材的付加価値を高めるという意味において、認定薬剤師や専門薬剤師を目指すことはまさに王道、正攻法ということができるでしょう。

今回の講座のポイント

業種によってはマネジメント、マーケティング能力といった薬剤師本来の業務以外の能力も求められる

医薬品のスペシャリストを目指す場合は認定薬剤師・専門薬剤師の資格が求められる

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