薬局から植物園まで。薬剤師が一度は行ってみたいと思うスポットとは? – 薬プレッソ

薬局から植物園まで。薬剤師が一度は行ってみたいと思うスポットとは?

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毎日仕事が忙しく、「どこかに出かけてリフレッシュしたいなー」と思いつつ、たまにくる休みは結局お家でダラダラ……。そんな日々を送っていませんか?
そこで今回、131人の薬剤師に「一度は行ってみたいスポット」についてアンケートをとった結果をまとめました。
是非、次の休みや連休のお出かけの参考にしてみてください。

「国内外の薬局や病院に行ってみたい」という回答が40%以上に

1位は27%を占める「海外の薬局や病院」という結果に。続いて2位以下は「国内の薬局や病院、薬剤師が活躍する職場」、「植物園・薬草園」、「製薬会社工場」、「博物館」、「学会・会議」、「その他」となっています。

なお、性別によって集計を分けると以下のようになりました。

男性薬剤師

女性薬剤師


女性の方が海外への関心が高いことが分かります。それ以外の項目については男女で大きな差は見られませんでした。

次は年齢によって差があるのかも見てみましょう。

45歳以上の薬剤師

45歳未満の薬剤師

45歳以上の方が植物園や薬草園、製薬会社(工場)への関心が高いことが分かります。それに対して45歳未満だと、国内の薬局や病院など身近な場所への関心がより高いようです。

続いて、回答の詳細を見ていきましょう。

1位「海外の薬局や病院」 27.4 %

薬剤師として行ってみたいスポットに「海外の薬局や病院」と答えた方の回答では、

・30代女性
【行ってみたい場所】世界最古の薬局
【理由】薬局の歴史が理解できるし、今の薬局がどれ程便利に発展してきたかが実感できるから。

・60代女性
【行ってみたい場所】アメリカの薬局
【理由】アメリカでは、薬剤師が処方設計をしていると聞く。実際の現場を見てみたい。

・40代男性
【行ってみたい場所】アメリカの薬局
【理由】一番薬剤師としての権威があるところだから見てみたい。

・30代男性
【行ってみたい場所】ドイツの薬局
【理由】少し前に医療崩壊を経験して、新しい薬局の形を作っているので、これからの日本の医療に役立つと思うから。

・30代女性
【行ってみたい場所】海外の調剤薬局
【理由】どんな服薬指導をするか、薬剤師の地位が高い海外の薬局の状況を見てみたい

・30代女性
【行ってみたい場所】本場中国の漢方専門薬局
【理由】医師しか出来ない問診を行い、体質に合わせた漢方を調合できる知識を持ちたい

といった意見が見られました。

どれも薬剤師ならではの視点ですね。海外の薬局や病院に関心が高いのは日本の薬剤師としてのあり方が変化しているからこそなのかもしれませんね。実際に足を運び、日本との違いに触れることで更なるスキルアップを図りたいと考える方が多くみられました。また漢方に関心があり、本場の中国に渡って勉強してみたいと回答する方も数名いらっしゃいました。

2位「国内の薬局や病院、薬剤師が活躍する職場」 24.8 %

「海外の薬局や病院」という回答の次に多かったのが、「国内の薬局や病院」という回答。詳しくみていきましょう。

・40代男性
【行ってみたい場所】調剤薬局
【理由】病院勤務なので、業務内容など実情がわからない。

・40代女性
【行ってみたい場所】大きな総合病院
【理由】私は総合病院に勤めていますが、他の大きな病院は薬剤師がどんな仕事を分担しているのか見てみたいから。

・30代男性
【行ってみたい場所】水野薬局
【理由】日本で最初の調剤薬局。日本薬剤師会会長を何人も輩出しているので気になる。

・40代男性
【行ってみたい場所】亀田総合病院
【理由】薬剤師以外でもできる業務に対して業務補助を積極的に活用している面が、薬局業務にも応用できると思うから。

・50代女性
【行ってみたい場所】千葉県佐倉市順天堂医院
【理由】日本の長崎に次ぐ古い医院。医療の歴史がわかる。

・30代女性
【行ってみたい場所】癌研有明病院
【理由】癌治療の最先端だと思うから見学してみたい。

・40代男性
【行ってみたい場所】ER
【理由】ERでチーム医療を学ぶ。技術だけではなく、連携の大切さを学べるから。
また、病院や調剤薬局以外にも、薬剤師が活躍する職場や薬が服用されている現場など、仕事に関わる場所を挙げる回答も多数ありました。

・60代男性
【行ってみたい場所】老人福祉施設
【理由】老人の生活状況を体験し、薬の服用にどのような工夫がいるか理解を深めたい。

・60代男性
【行ってみたい場所】介護施設
【理由】これからの、進む方向。社会の需要が大いにあるから。

・30代女性
【行ってみたい場所】保健所
【理由】公衆衛生は健康の基本です。HIV検査ひとつにしても行かないとわからない。

・50代男性
【行ってみたい場所】医療刑務所
【理由】受刑者とどのような関係で接しているのかを体験してみたい。

・50代女性
【行ってみたい場所】麻薬捜査の現場
【理由】どうせなら麻薬の取り締まりとかやってみたかった。

同じ薬剤師でも、働いている場所が病院なのか薬局なのか、あるいはその他の施設なのか、またその規模によっても仕事内容や働き方は大きく異なります。また転職する際にも、他の病院や薬局、施設ではどのように働くことになるのか知っておきたいところです。

3位「植物園・薬草園」 15.4 %

年齢層の高い方を中心に多く寄せられた「植物園・薬草園」。行ってみたいと答えた方の回答を見ていくと、以下のようなものがありました。

・50代女性
【行ってみたい場所】東京都薬用植物園
【理由】生薬について原料からきちんと学び直したいから。

・40代女性
【行ってみたい場所】小石川植物園
【理由】江戸時代の医師は薬剤師であったという誇りを感じられる気がするから。

・60代女性
【行ってみたい場所】牧野植物園
【理由】植物全般に造詣が深い牧野博士の植物園を訪れてみたい。

・60代男性
【行ってみたい場所】漢方の生薬を栽培している植物園
【理由】漢方薬の原料がどんな見た目かを見て、出来れば薬になる工程を確かめたい。

・70代男性
【行ってみたい場所】森野薬草園
【理由】江戸時代に吉宗の施策で国産の漢方生薬をということで作られ今も残る民間の薬草園
といった場所が挙げられていました。

やはり薬剤師としては、薬の原料となる植物を自身の目で見てみたいですよね。中には、「学生時代は興味が無かったが、実際に働いてから植物園に行きたくなった」という方もいました。

5位「製薬会社工場」 10.3 %

行ってみたいところとして「製薬会社工場」と回答された方では、

・30代女性
【行ってみたい場所】製薬企業の工場見学
【理由】実際に薬などが作られる工程を確認したいと思う。

・30代女性
【行ってみたい場所】医薬品メーカーの工場
【理由】管理状況、製造過程等を見てみたい 実態を勉強したい。

・30代男性
【行ってみたい場所】製薬会社
【理由】自分が調剤薬局勤務なので、上記の場所で他職種と交流を深めたり、いろいろ見てみたい。

・50代男性
【行ってみたい場所】製薬会社の工場
【理由】医薬品の製法や検定法を実際に見ることにより医薬品の安全性を確認し、自分は化学者であるというモチベーションを上げることができる。またそのモチベーションを生かして患者さんと医師に接することができる。

といった意見が見られました。

また、工場ではありませんが、製薬会社の施設に行ってみたいとの意見も。

・40代女性
【行ってみたい場所】バイエルの研究室
【理由】機密事項の多い研究所でどのように新薬開発しているか見たい。

植物園を見てみたいと回答された方と理由がとても似ており、薬ができるまでの過程について知見を深めたいという方が多いです。

6位「博物館」 4.3 %

薬に関する博物館と回答された方もいます。

・30代男性
【行ってみたい場所】お薬博物館
【理由】鳥栖にあって面白いらしい。行ってみたいと思う。

・30代女性
【行ってみたい場所】薬学歴史博物館(スイス)
【理由】中世の薬局が再現されており、薬剤師としてすべての原点に返れる気がする。

・30代女性
【行ってみたい場所】品川にあるニホンドウ漢方ミュージアム
【理由】一般の人向けではあるが、漢方について分かりやすくコンパクトにまとめられて良い

国内外で薬に関する博物館はいくつか存在します。薬剤師の方でも行ってみると面白いかもしれません。

7位「学会・会議」 2.6 %

学会や会議に出席してみたいと回答された方では、

・40代男性
【行ってみたい場所】学会全国どこでも良いです
【理由】全国に散っている仲間と情報交換できる場であると共に、施設特有の取り組みを知り、新たな発想を得ることができる場であるため。

・60代女性
【行ってみたい場所】薬剤師学術大会
【理由】今、問題になっていることやさまざまな知識が得られる。

・50代男性
【行ってみたい場所】日本病院薬剤師会会館における主要会議
【理由】中央における国内の病院薬剤師業務のあるべき姿が討論されるため。

といった意見が見られました。

こんな意見も…少数意見を紹介

ここまでアンケートのランキングごとに詳細回答を見てきましたが、少数意見もご紹介したいと思います。

・30代女性
【行ってみたい場所】大阪道修町
【理由】古くからの薬問屋の町として有名なところだから。

・30代女性
【行ってみたい場所】富山
【理由】薬売りで有名、一度行っておもしろかったから。

・30代女性
【行ってみたい場所】インド スリランカ
【理由】アーユルベーダの治療法や使用する薬を見てみたい。

・60代男性
【行ってみたい場所】薬師寺
【理由】薬師如来に会いにゆき、日々の事の色々を考えたい。

・50代男性
【行ってみたい場所】長井会館
【理由】薬剤師にとって尊敬すべき長井長義先生ゆかりの場所。

・50代女性
【行ってみたい場所】薬膳レストラン
【理由】仕事上、薬膳づくりやメニューづくりなど役に立つので。

道修町は薬問屋として歴史があり、資料館など展示施設がいくつかあります。そういった施設や、薬師寺や富山など薬と縁のある場所に足を運んでみたいという方も。幅広い回答がありました。

まとめ

「分かる」と共感できる場所や、「あ、こんなスポットあったのか、行ってみたい」と関心が湧いた場所もあるかもしれません。全体的に勉強のために足を運びたいと考えている方がよく見られ、やはり薬剤師の方は勉強熱心な方が多いと再発見できるアンケートとなりました。

(文・「薬プレッソ」編集部)
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