ベンダー提案 アルフレッサヘルスケア ライフサポートフェア 健康寿命延伸のための ヘルスケア「新定番」の提案【月刊MD】

▼目次
買う側・使う側に立ってヘルスケア売場を改革しよう
買う立場、使う立場で、さまざまな業界や売場に分散している商品を再編集(カテゴライズ )することは、小売・流通業が消費者のために提供できるもっとも重要な技術である。しかし、現状のDgSのヘルスケア売場は、製薬メーカーのテレビCMに依存し、顧客の立場には立っていない。風邪薬やドリンク剤のテレビCMが入るから山積みするという売り手都合の売場になっている。もっと「風邪対策」という顧客軸のマーチャンダイジングで、売場に分散している風邪対策の商品をカテゴライズする新定番(新カテゴリー)に挑戦すべきである。
同じように、ブランド別に目薬を並べて売るのではなく「アイケア」というコンセプトで、「めぐりズム」や健康食品などを総合的に提案するソリューション型の売り方が重要なのであって、カテゴリーデシジョンツリー (CDT)のような「購買決定」や「用途・機能」に基づいた新しい商品分類(アソートメント)にも挑戦すべきである。
日本には、予備軍も含めて2,000万人も糖尿病患者がいるというのに、どのDgSの店舗に行っても問題解決ができる糖尿病対策の定番売場はない。これで本当にDgSと名乗る資格はあるといえるのだろうか。
いまやDgSも大企業になり、縦割りの商品部の弊害が出ているように感じる。原点に返って、買う立場、使う立場で商品の再編集力を高めるべきではないだろうか。
そこで、自店の売場再編集のヒントとしてもらいたいのが2月8日(大阪)、2月21日(東京)に開催された「2017ライフサポートフェア」(アルフレッサヘルスケア主催)での提案だ。近年、このフェアに対するDgSの関心は高く、来場者は増加傾向にある。今回は、前回の2,000人を大幅に上回る2,600人が来場した。
大盛況のうちに終了したこのフェアを参考に、買いにくく選びにくいDgSのヘルスケア売場から脱却するためのヒントを紹介する。自店のヘルスケアにおける「新定番」「新カテゴリー」の創造に役立ててほしい。