ベンダー提案 アルフレッサヘルスケア ライフサポートフェア 健康寿命延伸のための ヘルスケア「新定番」の提案【月刊MD】 – 薬プレッソ

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ベンダー提案 アルフレッサヘルスケア ライフサポートフェア 健康寿命延伸のための ヘルスケア「新定番」の提案【月刊MD】

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セルフプリベンション(未病・予防)の市場創造を企業理念に掲げるアルフレッサヘルスケア。2月に大阪・東京で行われた2017ライフサポートフェアは「健康長寿de生涯現役」(wakuwaku活力社会の実現をめざして)をテーマに掲げ、ドラッグストア(DgS)が生き残るための売り方・売場づくりのヒントが提示された。ここでは、取材を通じて見えてきたDgSが現状を打破すべきポイントと自店の売場改善・再編集に役立つアイデアを展示の模様を交えて紹介する。

▼目次

 

買う側・使う側に立ってヘルスケア売場を改革しよう

 買う立場、使う立場で、さまざまな業界や売場に分散している商品を再編集(カテゴライズ )することは、小売・流通業が消費者のために提供できるもっとも重要な技術である。しかし、現状のDgSのヘルスケア売場は、製薬メーカーのテレビCMに依存し、顧客の立場には立っていない。風邪薬やドリンク剤のテレビCMが入るから山積みするという売り手都合の売場になっている。もっと「風邪対策」という顧客軸のマーチャンダイジングで、売場に分散している風邪対策の商品をカテゴライズする新定番(新カテゴリー)に挑戦すべきである。

 同じように、ブランド別に目薬を並べて売るのではなく「アイケア」というコンセプトで、「めぐりズム」や健康食品などを総合的に提案するソリューション型の売り方が重要なのであって、カテゴリーデシジョンツリー (CDT)のような「購買決定」や「用途・機能」に基づいた新しい商品分類(アソートメント)にも挑戦すべきである。

 日本には、予備軍も含めて2,000万人も糖尿病患者がいるというのに、どのDgSの店舗に行っても問題解決ができる糖尿病対策の定番売場はない。これで本当にDgSと名乗る資格はあるといえるのだろうか。

 いまやDgSも大企業になり、縦割りの商品部の弊害が出ているように感じる。原点に返って、買う立場、使う立場で商品の再編集力を高めるべきではないだろうか。

 そこで、自店の売場再編集のヒントとしてもらいたいのが2月8日(大阪)、2月21日(東京)に開催された「2017ライフサポートフェア」(アルフレッサヘルスケア主催)での提案だ。近年、このフェアに対するDgSの関心は高く、来場者は増加傾向にある。今回は、前回の2,000人を大幅に上回る2,600人が来場した。

 大盛況のうちに終了したこのフェアを参考に、買いにくく選びにくいDgSのヘルスケア売場から脱却するためのヒントを紹介する。自店のヘルスケアにおける「新定番」「新カテゴリー」の創造に役立ててほしい。

月刊マーチャンダイジングの発行元である株式会社ニュー・フォーマット研究所および関連取材先の許可を得て、転載しております。

転載元:月刊マーチャンダイジング 2017年4月号 30〜34ページ
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薬プレッソ編集部

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