薬剤師に役立つスキル『気をつけたい言葉遣い』

このコンテンツでは、薬剤師が「気をつけたい言葉遣い」について学習します。

仕事で使う言葉遣い

まずは、「返事」についてです。職場では、どんな時でも返事は「ハイ」です。目上の人や患者さんには、「ハイ」以外はありません。会社はタテ社会であり、どんなに親しくなっても礼儀が必要です。たとえ食事会であっても、会社主催のものは仕事の延長と捉えましょう。無礼講なんてありません。

つぎに、「学生言葉」と「口癖」についてです。ビジネス社会では、学生言葉を使う場面はありません。「ビミョー」「一応」「ムリ」「ヤバ」「何気に」などの口癖も、社会人が使っていては聞き苦しいものです。
たとえ同期との会話であっても、職場では、周囲の人が聞いているという視点を持って表現を改めましょう。もし患者さんやお客さんに聞かれたら、「社員の質が低い」のように思われてしまうかもしれません。

続いて、「上司に使ってはいけない言葉」を4つご紹介します。
「ご苦労様です」
目上の人が目下の人に対して使う言葉です。「お疲れ様です」に変更しましょう。

「了解です」
物事の内容や事情を理解して承諾することです。部下が承諾することはありません。「承知致しました」「かしこまりました」を使いましょう。

「なるほど、そうですね」
目上の人が目下の人に対して使う言葉です。「おっしゃる通りです」が正解です。

「すいません」
「ありがとう」と「ごめんなさい」の2つの意味が含まれています。「ありがとうございます」「申し訳ございません」に変えて、それぞれに使い分けましょう。

お客様に使う言葉遣い

「お客様に使うときに注意しなければならない言葉」を7つご紹介します。
「○○様でございますね?」
「ございます」は、物事に対しての丁寧語で、人に対しての尊敬語としては使えません。「○○様でいらっしゃいますね?」と変更してください。

「1万円からお預かりします」
「から」は、何かを引くときに使う言葉です。「1万円、お預かりします」が正しい表現です。

「こちら点眼薬になります」
「なる」とは、変化を伴うもの、今までと違った状態や形に変わるときに使うものです。「こちら点眼薬でございます」と変更してください。

「カードの方、お預かりします」
「方」とは、方角を指し示す言葉で不適切な表現です。「カードをお預かりします」と変更してください。

「~させていただく形でよろしいでしょうか」
「させていただく形」とは、どんな形なのでしょうか。「~させていただいてよろしいでしょうか」「~いたしましょうか」などの言い回しにしましょう。

「できません」
対等の立場から全否定する表現です。社会人らしく、「致しかねます」「できかねます」を用いるようにしましょう。

「よろしかったでしょうか」
「よろしかった」は、過去形です。良いか悪いか、現時点で尋ねているので、「よろしいでしょうか」が正しい表現です。

今回は、気をつけたい言葉として、「返事」「学生言葉」「口癖」「上司に使っては行けない言葉」「お客様に使うときに注意しなければならない言葉」について学習しました。

今回のまとめポイント

・職場での言葉遣いは「仕事意識」を強く持つ
・お客様への言葉遣いは、誤解・不和を招かない表現を使用する
・日本語として正しい言葉遣いを徹底する

経営倫理士/インストラクショナルデザイナー
ウィズサポ代表
川村 和美(かわむら かずみ):名城大学薬学部薬学科、同大薬学研究科博士号取得。薬局勤務を経て2009年に経営倫理士資格を取得。薬剤師の「倫理」の観点から薬剤師教育に尽力。日本薬学会、日本医療薬学会の代議員としても活動。執筆歴としては『薬剤師とくすりと倫理』執筆『そこが知りたい,緩和ケアにおける服薬指導』の『緩和ケア』編執筆など多数。

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