ママ薬剤師60人に聞きました!~薬剤師としてのスキルアップに不安あり?キャリアプランに関する意識調査~ – 薬プレッソ

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ママ薬剤師60人に聞きました!~薬剤師としてのスキルアップに不安あり?キャリアプランに関する意識調査~

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育児と仕事を両立する中で、「急なお休みが取りづらい」「時短勤務だけど帰りにくい」「忙しく時間がない」など「これって私だけ?」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。月に1回の薬剤師アンケート、今回は働くママ薬剤師の事情を調査しました!

 

回答者の属性

今回は60人の薬剤師の方から回答をいただきました。
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございます!
回答者の内訳は以下のようになりました。

▽回答者の年齢

▽雇用形態

▽お子様の人数

▽お子様の年齢

年代別、働くママ薬剤師のキャリアに関する不安とは?

結婚、出産、育児とライフイベントによって働き方、キャリアに関する考え方も変化してくるもの。現在、育児をしながら仕事も両立されている薬剤師の皆さんは、キャリアに対してどのような不安を感じているのでしょうか。
アンケートの結果はこのようになりました!

さらに年代別に回答をみていきましょう。

▽30代

▽40代

▽50代


年代別での回答をみると、30代、50代は1位が「薬剤師としてのスキルアップ」、2位が「体力的に続けられるか」に対し、40代は1位が「体力的に続けられるか」、2位が「薬剤師としてのスキルアップ」と順位が逆転しています。30代と50代は順位は似ているものの、30代は3位に「収入アップ・昇給ができるか」が入っており、今後のキャリア・給与に対しても不安を感じているようです。
「薬剤師としてのスキルアップ」というのが上位に入っており、ジェネリック医薬品や調剤報酬改定など、日々の勉強を通じてアップデートし続ける薬剤師さんならではの結果だと感じています。

では、次に皆さんが実際に働く中で日々感じている、職場の不満について聞いてみたいと思います!

これって私だけ?~職場の悩みや不満~

今回アンケートにご協力いただいた皆さんは、さまざまな働き方で育児と仕事の両立をされています。「子どもの急な体調不良」「自分だけが時短で帰りづらい」など困っていることや悩みなども、あるのではないでしょうか。実際のお悩みを紹介致します。

▼時間
・帰宅が遅くなること(30代・正社員・調剤薬局)
・学びの機会が少ない。勉強会が時間外で開催される(40代・正社員・病院)
・午前勤務希望ですが、なかなかフルタイムから変更しづらい(40代・パート・調剤薬局)

残業時間など勤務時間に関することから、自身の勉強のための時間がとれないなど、「時間」に関する不満が特に多い結果に。勤務時間を短くするか、長くするか悩まれている方もいらっしゃいました。

▼休み
・子どもの急な体調不良の対応(30代・パート・病院)
・子どもの行事などでお休みを取りにくい(40代・パート・調剤薬局)
・子どものことより仕事が優先になる。急に仕事が休めない(50代・正社員・調剤薬局)

つづいて「休み」について回答された方。

こちらは特に「子ども」に関するお休みについて回答される方が非常に多かったです。職場の理解があるか、休みがとりやすいかどうかは職場によって差がありそうなところですね。

▼体制
・保育園のお迎えがあるため定時退社が必要不可欠だが、混雑時は自分から言わないとなかなか退社出来ない雰囲気がある(30代・派遣社員・調剤薬局)
・急な欠員に対して余裕のある人員確保が出来ていない(30代・正社員・調剤薬局)
・日直、夜番をしなければいけない。土曜日出勤もある(30代・正社員・病院)

時短勤務はあるけれど、店舗の雰囲気的に難しかったり、正社員なら土曜日出勤も当たり前といった体制に関する意見もありました。自分だけでは解決できない問題が多く、長年の風土、慣習といったものも大きく影響していそうですね。

▼その他
・早く帰宅するので、仕事全体を把握しにくい(30代・正社員・調剤薬局)
・時間数の都合で社会保険に加入できない(40代・パート・調剤薬局)
・時短で働くときのまわりのスタッフの理解(30代・正社員・調剤薬局)

少数の意見ではありますが、編集部でも思わず「ありそう」と声をもらしてしまったのが、これらの回答です。
仕事の共有がうまくされなかったり、時短勤務への理解がされなかったり、働きにくいなとふとした瞬間に感じそうです。

一方、今まで紹介してきたような不満とは無縁に見える職場にお勤めの方もいらっしゃいました。

▼不満なし
・残業もなく定時に退社できるので、不満に感じることはない(40代・パート・調剤薬局)
・職場は理解があるので、不満はないです(40代・パート・調剤薬局)

同じように育児中の方がいる、さまざまな働き方が受け入れられている、お互い様という風土がある…など育児と仕事の両立がしやすい職場のようですね。
働くママ薬剤師にとっては、ある意味理想的な環境なのかもしれません。

そこで、次は、皆さんが考える育児と仕事の両立がしやすい理想の職場について聞いてみました!

ママ薬剤師の理想の職場はこれだ!

現在、育児をしながら働いている薬剤師さんの理想の職場はこのような結果に!

一緒に働く人が急な欠勤などにも理解があることがママ薬剤師さんにとって働きやすい理想の職場だと感じているようです。
きっと、皆さんが苦労されているポイントなのでしょう。体調不良もあらかじめ決まっているわけではないですし、急な呼び出しなどもありますよね。その都度、周囲に気を遣い、申し訳ないと感じたり、小言を言われたりしているのかもしれません。
薬剤師に限らず、これはどんな職場でも言える事なのかもしれませんね。立場の違う同僚が働いているのでお互い理解できるようになると良いですね。

やっぱり不安…復職する時に気になるところ

また、現在休職されている方に、復職する際の不安を聞いてみました。

やはりここでも「周囲の理解があるか」が重要になっていますね!
このほかにも、時短勤務が可能か、育児との両立ができるなども不安なポイントになるようです。

まとめ

さて、今回の「ママ薬剤師アンケート」はいかがでしたでしょうか?
育児と仕事の両立をされている中での職場に対する不満は、勤務時間や勉強の時間がとれないなど、「時間」に関する不満が多い結果となりました。キャリアに対しては「薬剤師としてのスキルアップ」ができるのか不安に感じていることがわかりました。

メディウェルでは育児をされている薬剤師さんのキャリア支援の実績も多数ございます。抱えている疑問や不安、メディウェルのコンサルタントに是非一度お聞かせください。「納得のいくキャリア」の実現に向けて、誠意と知見をもってお応えさせていただきます。
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今後も薬プレッソ編集部ではこうしたアンケートを実施してまいりますので、ぜひ皆さんが悩まれたときの参考にしていただければ幸いです。

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薬プレッソ編集部

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薬剤師のみなさんが仕事でもプライベートでも、もっと素敵な毎日を送れるような情報を日々発信しています。

「薬プレッソ」の「プレッソ」はコーヒーの「エスプレッソ」に由来します。エスプレッソの「あなただけに」と「抽出された」という意味を込め、薬剤師の方に厳選された特別な情報をお届けします。

「プレッソ」にはイタリア語で「すぐそばに」という意味もあります。編集部一同、薬剤師のみなさんと伴走しながら、みなさんの「もっといい人生、ちょっといい毎日」のために「ちょっといいメディア」にしていきたいと思っています。

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