数字で見る薬剤師のお金のリアル 第3回:みんな毎月いくらくらいお金を使ってるの?


支出項目第1位は、まさかの「貯金」!?
アンケートから得られた「毎月の平均支出額」を項目別にみてみると、一番多いのはなんと貯金の約14万円。特に多く貯蓄に回しているのは年代別だと40代の方々で10万円以上貯金している方が最も多いという結果になりました。男女別では女性の方がなんと男性の平均の4倍程度としっかり貯金されていることがわかります。毎月の貯金額はゼロと答えた方は男性で2割、女性で1割いらっしゃいましたが、アンケートの「実際の貯蓄額は?」の回答を見てみると、一番多かったのは男性で「500~1000万」と答えた方が3割、女性で2割という結果に。
さらに、女性のうち半数以上が1000万円以上の貯蓄があることが分かりました。「使うよりも貯める」という考えの方が薬剤師には多いようです。
毎月の支出額の平均値を見てみると
アンケート結果を支出項目別に見ていきましょう。貯金の次に多いのは食費で平均約5万円、続いて住宅費の平均約4万8千円。驚くのは住宅費で、10万円以上払っている人が約17%いる反面、住宅費ゼロという人が全体の約35%を占めています。ここから考えられるのは、「実家に住んでいる」「住宅ローンが終わっている」人が多いのではないかということ。ただ、後者の場合、誰もが49歳以下でローンを完済するのは難しいと思われるため、50歳以上が該当すると言えるでしょう。そう考えると、49歳以下の薬剤師さんは実家住まいが少なくなさそうです。
先行き不安な時代だけに「貯金」を重視?
薬剤師の支出に「貯金」が多いのは、医療の現場で働いているだけに、少子高齢化時代を見据えて「老後の蓄え」をしている方が多いのではないでしょうか。次回は、さらに「貯金のきっかけと目的」について探ってみたいと思います。
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