宮崎県 の薬剤師求人 5 件

宮崎県の医療概況

九州地方の南東部に位置する宮崎県。南北に細長い地形をしており、面積は7,736平方キロメートル。人口は約110万人です。
宮崎県内の薬局や医療施設で働いている薬剤師さんの数は1,601人。これは九州地方で第6位であり、決して多くはありません。人口10万人当たりの薬剤師数に換算しても142人と全国平均（161人）を大きく下回ります。宮崎県全体で慢性的な薬剤師不足が続いていますが、転職希望者にとってはチャンスの多い地域だと言うこともできるでしょう。事実、好条件の求人は多く、正社員なら年収600万円以上、パート・アルバイトでも時給2,000円以上という求人も珍しくありません。
また、大きな病院は比較的少な目です。有名なところでは宮崎大学医学部附属病院（約600病床）をはじめ、宮崎県立宮崎病院（約650病床）、宮崎県立延岡病院（約450病床）、野崎病院（約450病床）などがあります。
ただし、人口10万当たりの一般病院数は全国平均の約2倍の12.8施設、そして薬局数は全国平均を上回る50施設と、医療資源が少ないわけではありません。そのため、転職を希望される方は大病院だけでなく、中・小規模病院や一般診療所、地域の調剤薬局なども検討してみることをオススメします。
実は宮崎県の薬剤師はもっとも平均年齢が高く、56.2歳となっています。全国平均が39.1歳なので約15歳も高い計算になりますが、これは中堅・ベテランの薬剤師さんが活躍できることを示しているとも言えるでしょう。若い薬剤師さんは歓迎されていますし、経験のある人が多い職場で働けるというメリットもあります。

宮崎県の地域性

宮崎県は4つのエリアに分かれ、それぞれ延岡市、宮崎市、都城市、日南市という代表的な街があります。中心地は県庁所在地のある宮崎市です。薬剤師の多くも宮崎市に集まりますが、不足感が強いため求人は活発に募集されており、年収相場も450～600万円と高額帯になっています。
県北部の延岡市や南部の日南市は薬剤師不足が顕著になっているエリアです。求人数自体は少なくなりますが、好条件求人が多いことが特徴。特に薬剤師の少ない山間部や過疎地域では、年収が700万円を超える求人が募集されることもあるようです。
ちなみに宮崎県では薬剤師会によるおもしろい試みも行われています。それが宮崎県総合農業試験場薬草・地域作物センターで行われている「薬草案内ボランティア」。宮崎県で自生・栽培している薬草の利用方法を教えるボランティアで、来園者との積極的な交流が行われています。地域の医療に携わってみたい薬剤師さんにとってはピッタリの地域だと言えるのではないでしょうか。

宮崎県に住む魅力・働く魅力

九州山地と太平洋に挟まれる宮崎県は自然に恵まれている県です。長い海岸線を有していることから有名なビーチが多く、ダイバーやサーファーたちのメッカとして全国から観光客が訪れます。
農業・漁業共に盛んな地域であり、それに伴い酪農や乳業の製造会社も数多くあります。特に農業が盛んで農業生産額は全国で第7位。ピーマンやお茶、米、葉たばこ、さつまいもなどが主要作物です。また、亜熱帯植物のフェニックスやソテツ、女王ヤシなどに代表されるように、宮崎県ならではの南国情緒豊かな風景も魅力。一年を通して比較的温暖な気候ですから、とても暮らしやすいと言えます。
美味しいグルメが多いことも魅力で、南国フルーツのマンゴーやパパイヤ、チキン南蛮、宮崎牛、肉巻きおにぎりなどが特に有名です。うなぎの養殖も行われているので、仕事の活力を補うためにも食べてみてはいかがでしょうか。

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