佐賀県 の薬剤師求人 11 件

佐賀県の医療概況

九州地方の北西部に位置する佐賀県。人口・面積ともに九州地方最小の県ですが、筑紫山脈、筑紫平野、有明海と自然に恵まれており、米の産地としても知られているなど様々な表情を見せてくれます。
実は、佐賀県は全国でもっとも薬局が充実している県です。県内には526の薬局がありますが、これは人口10万人当たりの薬局数に換算すると62.1施設。全国平均が42.9施設で、全国第2位の広島県が56.3施設なので、いかに佐賀県が充実しているかが分かるでしょう。
それに伴って薬剤師数も多いです。県内の薬局や医療施設に従事する薬剤師数は1,471人。九州地方では最小の人数ですが、人口10万当たりの薬剤師数に換算すると174人となって福岡県に次ぐ第2位。全国平均（161人）も大きく上回ります。充実した施設に医療スタッフも多いので、一人の薬剤師に負担も少なくなるでしょう。転職希望者にとっては魅力的な地域と言えるのではないでしょうか。
また、病院・一般診療所の数も全国平均を上回っていますから、薬局以外の職場も充実していると言えます。ただし、大病院が少ないことは留意しておいてください。佐賀大学医学部附属病院をはじめ、佐賀県医療センター好生館、唐津赤十字病院など300病床以上の病院もありますが、中小規模病院が中心です。

佐賀県の地域性

平成25年度『佐賀県地域医療再生計画』によれば、佐賀県は中部、東部、北部、西部、南部の5つの医療圏に分けることができます。
医療資源が圧倒的に多いのは佐賀市のある中部です。医療機関の多くがここに集中し、薬剤師求人も多くなります。逆にもっとも不足しているのは伊万里市や西松浦郡のある西部。人口10万当たりの医師数を見てみると150人で、全国平均の219人に遠く及びません。薬剤師も同様に多いとは言えず、ニーズが高まっています。
佐賀県全体の平均年収は約420万円です。佐賀市は年収400～500万円の求人が多く、佐賀市以外になると500万円を超える求人が増えます。唐津市などでは600万円を超える求人も珍しくありません。
ちなみに佐賀県は全国チェーンの薬局が少なく、地場の調剤薬局や個人薬局が多いのが特徴です。また、佐賀県には薬科大学や薬学部が存在せず、新卒の薬剤師が集まりにくいこともあって、平均年齢は高めの50.4歳。ただし、これは裏返せば中堅・ベテランの薬剤師が活躍しているとも言えますし、新人の薬剤師さんにとっては経験のある先輩と学べるので心強いでしょう。

佐賀県に住む魅力・働く魅力

人口・面積ともに全都道府県中42番目の佐賀県ですが、人口密度は16番目（九州第2位）とコンパクトにまとまった県です。
県庁所在地である佐賀市は経済・行政の中心地。市内には佐賀藩ゆかりの史跡や建築物が数多く残っているため、歴史を感じられる街でもあります。この他にも焼き物で有名な伊万里市や有田市、九州の交差点として機能する鳥栖市などがあり、武雄市は名湯の武雄温泉に加えて、近年はインターネットのSNSや民間企業を活用した先進的な街づくりが全国から注目されています。
山や海に恵まれている佐賀県は、農業・漁業ともに盛んで、おいしいグルメが楽しめることも魅力。唐津市には広大な水田が広がっており、玄界灘に面する県北西部は果樹園や畜産で有名です。そして、有明海に面した県南地域では、海苔の養殖が行われており、ムツゴロウやワラスボといった珍しい魚も生息しています。
この他にも「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」「伊万里トンテントンまつり」「鹿島ガタリンピック」など個性的なイベントも多いので、オフを充実させることもできるでしょう。

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