島根県 の薬剤師求人 6 件

島根県の医療概況

島根県は中国地方に位置し日本海に面する県で、面積は約6,708平方キロメートル、人口約70万人を有する地域です。厚生労働省「平成24年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」によれば、島根県の薬剤師数は1,219人。人口10万人あたりの薬剤師数は約174.1人。うち145.1人が薬局・医療施設に従事しています。これは全国平均と比較すると、かなり少ない数値といえるでしょう。ただし、県内の薬局数は302軒以上で、人口10万人比では約43.1軒。この数値は全国平均並みとなっており、薬局の規模が全国平均に比べてやや小さいのではないかという推測が成り立ちます。
病院数は54施設（平成24年10月1日現在）となっており、人口10万人あたり7.7施設。病床数は11,408床で人口10万人あたり1629.7床。病院数・病床数ともに10万人あたりでは全国平均をかなり上回っており、特に病床数の多さが突出しています。
島根県の二次医療圏は東から順に「隠岐」「松江」「雲南」「出雲」「太田」「浜田」「益田」の7圏に分かれ、東西に細長い県土に並列するように各地域をカバーしています。なお、隠岐医療圏は島根半島の北方約50キロの地点にある隠岐諸島の医療圏となっています。
島根県の医療状況の特徴は県の北東部に医療資源が集中しており、浜田・益田・隠岐医療圏の医療過疎が目立ちます。このため浜田・益田医療圏では出雲・松江医療圏からの支援強化・連携を進めており、隠岐医療圏ではドクターヘリを含む広域医療連携を推進しています。

島根県の地域性

島根県は出雲地方（松江市・出雲市・太田市・安木市・雲南市など）、石見地方（浜田市・益田市・江津市・飯石郡・邑智郡・鹿足郡など）、隠岐地方（隠岐諸島・竹島など）の3地方に大別されます。
市町村別の人口は県庁所在地である松江市が19万人、次いで出雲市が15万人となっており、3位の浜田市（6万人）以下を大きく引き離しています。松江市と出雲市は宍道湖を囲むように県の北東端で隣接していますから、このエリアに県人口のほぼ半数が集中していることになります。
このため、薬剤師の求人数もこの2市からのものが多い傾向にありますが、特に医療過疎が進行している地域からの求人案件は500～700万円以上の好条件の求人が多く、通勤が可能な地域にお住いの方は、こうした地域への転職も検討してみてはいかがでしょうか。

島根県に住む魅力・働く魅力

島根県の薬剤師（正社員）の平均年収は519万円（厚生労働省　賃金構造基本統計調査による）となっており、全国平均の533万円よりわずかに下回っています。しかし女性薬剤師の平均年収は574万円と突出しており、全国平均の520万円を大きく上回っているのが特徴的です。女性薬剤師にとっては非常に魅力的な県であるといえるでしょう。
島根県は「神話のふるさと」といわれる長い歴史を持つ県です。
「縁結びの神」として全国から参拝者が集まる出雲大社、世界遺産に登録された石見銀山、日本最大の汽水域として水の豊かな恵みと景観の美しさを誇る宍道湖・中海など観光資源にも恵まれ、玉造温泉・湯の川温泉などの温泉も各地にあります。
また、島根県は独自の高い文化と美意識を持つ土地柄でもあります。江戸時代を代表する茶人でもあった松江藩七代藩主・松平不昧公は出雲地方の工芸美術を発展させ、庶民の間にも茶道の文化を定着させました。この地域は食文化の水準も全国的に定評があります。
島根県の魅力は、物質的な豊かさだけでなく、自然と文化と心の豊かさ。地元の方はもちろん、中国地方への転入・転職をお考えの薬剤師の方は、ぜひ島根県も選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。なお、島根県では行政をはじめ「ふるさと島根定住財団」などの団体がIターン・Uターン希望者を支援しています。

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