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薬剤師の悩み

2015/12/14

薬剤師の皆様、こんにちは。
東京支店コンサルタントの仙石 直也です。


近年の医療現場では、専門化と同時に、各分野が協働して医療を行う「チーム医療」が求められるようになってきました。薬剤師は医師や看護師など医療スタッフと連携して、それぞれの専門性を最大限に発揮した医療を提供することが求められています。チーム医療を円滑に進めるためにはコミュニケーションが必要になりますが、仕事内容や価値観の相違によって、大きなすれ違いを生んでしまうことがあります。

~医師との人間関係について~


薬剤師と医師の関係は?

現在、医療現場では「医薬分業」が進められています。医薬分業とは薬の処方と調剤を分離し、医師と薬剤師が分担して医療を行うこと。具体的には処方箋を書く医師と、処方箋の内容や安全性、有効性をチェックする薬剤師の作業が、明確に分担されることを意味しています。医薬分業が進むことで、薬の処方におけるチェック体制を強化し、医療過誤のリスクを軽減する狙いがあります。

医薬分業において、薬剤師は処方する薬の用量や効能、副作用といった薬についての意見を医師にはっきりと伝える「疑義照会」という役割を担います。ただし、医療現場は医師法により、医師を頂点とする組織です。治療における最終判断は担当医師が下すところは変わっていません。本来は、医師もチームの一員として、対等な立場でコミュニケーションを取る必要がありますが、医師の性格や医療へのスタンスによっては、薬剤師を軽くみるなど人間関係が問題となることがあります。

医薬分業が遅れている

また、医薬分業後進国の日本では、そもそも医薬分業がまだ進んでいない現状もあります。日本薬剤師会の『都道府県別医薬分業率推移』によれば、医薬分業率の全国平均は48.8%と半分にも満たない数値です。最も医薬分業が進んでいる秋田県でも7割、福井県にいたっては15%しか医薬分業が進んでいません(2014年度)。

医薬分業が進んでいない医療現場では、「医師が医療のすべての役割をつとめる」といった考えが根強く残っているところもあり、薬剤師が医師に対して遠慮するなど、医師-薬剤師間の力関係が問題になっていることがあります。

医師との円滑なコミュニケーション方法

ただし、薬剤師は薬の専門家です。医療過誤のリスクを減らすためには、処方箋に何らかの問題や疑問が生じた時点で、医師に対してすぐに疑義をしなければなりません。このときに重要になってくるのが、信頼関係の構築です。

信頼関係を築くためには、医師-薬剤師間のコミュニケーションが重要になります。同じことを伝えるにしても、ちょっとした言い回しや態度によって受け取る印象は大きく違うものです。また、薬剤師は自らが「チームの一員である」という自覚と責任をしっかり持つことが求められます。すれ違いがあっても医師も薬剤師も患者を助けるという思いは同じはずです。そのことを念頭に入れて医師との人間関係を構築していきましょう。受け身になっているのではなく、こちらから医師に働きかけるという努力も有効です。

また、チーム医療を実現していくために、話し合いの場をもち、相互理解を深める取り組みを進める医療現場も増えてきました。医薬分業やチーム医療について、医師の再教育を行っているところもあります。こうした職場に転職すれば、良好な人間関係で働けて、薬剤師としての専門性を思う存分に発揮することができるでしょう。

今回の講座のポイント
■言い回しや態度、物腰な工夫して伝えることが大切。
■チーム医療の一員として自覚と責任をもって医師との人間関係を構築する。

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