集中力、続いてる?薬剤師が効率よく仕事をするためのテクニック

仕事にどうしても集中できないという経験は、誰しも身に覚えがあることですよね。

人間の集中力が持続する時間は、一般的に約50分と言われています。

その集中力にも周期があり、50分の中で最も集中できる時間は15分程度。1日8時間以上働かなければならない中で、集中力が切れてしまう瞬間があるのは当然です。
それでも効率よく仕事をしなければならないのが難しいところ。
特に薬剤師は、毎日忙しく働いている方が多いと思います。集中力が切れ、調剤過誤などの医療ミスにつながる間違いは避けたいですよね。

この記事では、集中力を持続させるための方法を紹介していきます。

集中して効率よく仕事をしていくためのヒントにしてみてくださいね。

1章 集中力が続かない原因

薬剤師の仕事は人命に関わるため、些細なミスも許されません。調剤過誤などの失敗をしないためにも、集中力を持続させることはとても重要です。

しかしそんな緊張感の中、集中力を持続させるのはなかなか難しいもの。
では、集中力が続かない原因はどこにあるのでしょうか。

1-1 ピークが午前中

調剤薬局の最も忙しい時間は、一般的に午前中だと言われています。近隣の病院が忙しくなる時間帯に合わせて、調剤薬局への外来も増加します。
忙しい時間は、調剤や服薬指導に追われて、ほとんど休憩を取ることも出来ず立ちっぱなしの状態が続きます。
そのため、疲れ果ててしまい、最も忙しい時間の後は頭がなかなか働かない状態に陥ってしまう方も多くいらっしゃるでしょう。

また、学生や仕事帰りのお客さんが多くなる夕方も忙しくなりがちです。
ほとんど息つく暇もなく忙しい時間が続くと、体だけでなく頭への疲労も溜まり、集中力が続かなくなります。

1-2 休憩時間がしっかり取れない

急な呼び出しがあるなど、休憩時間が確保されていても十分に休めない場合があります。
特に、一人薬剤師の店舗は休憩が取りにくい傾向にあります。患者さんがいない時間帯を見計らって休憩を取る、というのが建前でしょう。実際は、なかなか休憩のタイミングがつかめず、昼食を取らないまま気が付いたら夜、というのもよくあることです。

休憩も昼食も十分に取れない状態が続くと、精神も休まらず、集中力も途切れてしまいます。

1-3 労働時間が長い

労働時間が長ければ、その分だけ疲労やストレスが蓄積されて集中力が落ちてしまいます。

薬剤師の勤務時間は、他の職業と同じく1週間40時間、1日8時間と決められています。しかし、病院・ドラッグストア・調剤薬局など、仕事内容や勤務先によって労働時間には差があります。

病院薬剤師は、基本的には日中の業務を中心に行います。しかし入院施設が併設されている場合、注射や点滴に24時間対応しなければなりません。そのため、病院によっては夜間勤務や休日出勤をしなければならないところもあります。

ドラッグストアの薬剤師も一般的に勤務時間が長いです。
ドラッグストアは夜遅くまで営業しているところが多く、中には24時間営業の店舗もあります。営業時間に合わせてシフトが組まれるため、勤務時間が変則的になりがち。忙しい場合や任された業務が終わらないときは、残業をしなければならないこともあります。

調剤薬局は病院やドラッグストアと比較すると残業は少なめです。しかし、週明けやゴールデンウィークなどの大型連休明けは、患者さんの外来が多く忙しくなる傾向にあります。

1-4 人に気を遣ってしまう

上司や先輩の薬剤師に気を遣わねばならず、精神がなかなか休まらないというのはよくあることです。
薬剤師の約7割は女性。そのため、女性中心の職場になりがちです。特に調剤薬局では閉鎖的な空間で毎日同じ人と仕事をしなければなりません。
中には、休憩時間を上司や先輩と一緒に取り、精神的に休まらなかったという人もいるでしょう。

忙しく、ミスの許されない仕事だからこそ、ある程度の緊張感は必要です。しかし、先輩や上司に気を遣い過ぎてしまい、仕事に対しての集中が欠けてしまうのは本末転倒です。適度な距離を保ち、お互い仕事のしやすい関係を築くことが大切です。

2章 集中力を持続させる方法

集中力をできるだけ長く持続させるには、どのような方法があるのでしょうか。

2-1 会話をして脳に刺激を

仕事の合間に会話をすることは集中力を高める効果があります。
集中力の欠如は、脳が疲労している証拠。人と会話をし、会話内容を考えたり相手の表情を読むことは、脳にとって心地よい刺激を与えます。
仕事の合間に会話をすることによって、脳をリフレッシュさせ、集中を持続させます。
仕事に関する話でも、世間話でもいいでしょう。服薬指導などで患者さんと話をすることも、自分の集中力を高めることにつながります。

会話の途中で笑いを交えれば、集中力は更にアップします。
人は、笑うと脳のストレス反応をシャットダウンし、リラクゼーション効果を生み出します。そのため、集中力だけでなく記憶力も高めるのです。

会話を交えつつ頭の中もリフレッシュさせ、メリハリをつけて働くことは非常に大切です。

2-2 適度な休息をとる

集中力を維持するためには、適度な休息が重要です。
集中力が高ければ、脳への疲労は蓄積されます。
頭がぼーっとしたり、仕事に上手く集中できない時は、思い切って休息を取りましょう。休息をするときは、しっかり休むことが大切です。オンとオフの切り替えをきちんと行いましょう。

集中できない原因に、目の疲れというものもあげられます。目は、様々なものを見る機能を備えているだけでなく、沢山の筋肉や神経が集まる場所でもあります。

息抜きの際に、コーヒーや紅茶などのカフェインの含まれた飲み物を飲むのもおすすめです。脳が覚醒し、更に集中することができるでしょう。

2-3 作業の優先順位を決める

沢山ある作業の中で、優先順位を決めることは効率良く仕事をしていく上でとても重要です。
仕事をしていると次から次へとやらなければならないことが増えていき、追い詰められた気持ちになりがちです。
追い詰められた気持ちや焦る気持ちは集中の敵。期日や作業内容を考え、今すぐにやらなければならないことと今日中にやらなければならないことを優先的に行っていきましょう。

それでも行わなければならない作業が多い場合は、細分化してリストアップすることもおすすめです。小さな作業から一つずつクリアしていくという考え方を持つことで取り組みやすくなり、集中力も上がるでしょう。

3章 集中力を高めるために普段からできること

集中力を今よりも高め、効率よく仕事を行っていきたいですよね。
ライフスタイルを見直すことで、集中力を高めることができます。

3-1 十分な食事と睡眠を

集中力の源は、十分な食事と睡眠です。
まず、睡眠は脳を休めるための大切な行為です。睡眠不足は続くと、脳が休まらず、効率が落ちてしまいます。これが、集中力の欠如に繋がるのです。
良い集中力を持続させるためには、最低6時間の睡眠が必要だと言われています。しかしこの時間には個人差があります。6時間以上睡眠時間を確保すれば必ず集中力が持続するわけではありません。自分に適した睡眠時間を知る必要があります。

また、バランスのいい食事を摂ることも大切です。体調が整っていない状態で集中力を上げるのは不可能でしょう。毎日3食しっかり食事を摂るようにしましょう。

仕事中、どうしても集中力が途切れてしまったときもあるはずです。そんなときは、脳の栄養素であるブドウ糖を摂取すると良いでしょう。チョコレートやあんこ、フルーツに多く含まれています。よく噛んで顎の筋肉を動かすことによって、更に集中力もアップします。

3-2 ストレスを抱えない

ストレスを抱え、イライラしてしまうと、集中力の欠如に繋がります。
精神的に苛立ちを感じてしまうと、他のことに気を取られ、仕事や作業に集中できなくなります。
仕事や作業に集中できなくなれば、その分ミスが起こりやすくなります。
普段から自分自身に合ったストレス解消方法 を見つけ、抱え込まないようにしましょう。運動の習慣化、相談相手を設けることもストレスの軽減に効果的です。

自分の感情をコントロールし、ストレスを生み出さないように心掛けることが、集中力を高めていきます。

3-3 スマホやPCを見ないようにする

スマホやPCを見続けると、集中の妨げになります。休憩中は、脳を休ませるためにも控えるようにしましょう。
休憩中にちょっとした息抜きのためにSNSやネットを見ると、気分はリフレッシュできるかもしれません。しかし、脳は集中力や思考力を無駄遣いしてしまい、疲れた状態で仕事を再開することになるのです。

また、就寝前にSNSやネットをチェックするのも避けるべきです。
バックライトディスプレイを見続けると、「メラトニン」というホルモンの分泌に影響を及ぼすと言われています。
「メラトニン」は生体リズムをコントロールするホルモン。これが崩れることによって、睡眠や健康状態に異常をきたします。
日中、仕事に専念するためにも、就寝の1時間くらい前には画面を見るのを控え、体をリラックスした状態にさせましょう。

4章 おわりに

長時間、仕事や作業に集中し続けることはなかなか難しいものです。
大切なのは、適度に休息をとり、脳をリフレッシュさせること。ミスを避け、より効率よく仕事をするためにもメリハリのある時間の使い方を心掛けましょう。

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