通勤中、在宅訪問時は要注意!紫外線の影響を知って、賢い対策を!

夏が近づくと、日焼けや強い紫外線の量がどうしても気になってしまいますよね。

病院やドラッグストアなど、室内で仕事をする機会の多い薬剤師。室内勤務でも、油断は禁物です。実は、通勤中に紫外線を少し浴びるだけでも、肌はダメージを受けています。

最近は高齢化に伴って、在宅訪問に力を入れている調剤薬局が増加しています。最も紫外線が強いお昼の時間帯に在宅訪問をし、日焼け止めや日傘が手放せない薬剤師の方もいるでしょう。

しかし、紫外線がなんとなく肌に悪いことは知っていても、正しく理解している方は少ないのではないでしょうか。

この記事では、紫外線、そして紫外線が人の体にどのような影響を及ぼすのかを紹介していきます。

紫外線への正しい知識を身に付け、健康な肌を保ってこの夏を乗り切りましょう。

1章 そもそも紫外線って?

紫外線とは、地球に到達する太陽光線のうち、波長が短く、エネルギーの高い光のことを言います。
一口に太陽光線と言っても、実はその種類は様々です。私たちが普段光として認識している可視光線や、目には見えずリモコンなどに活用されている赤外線があります。そして、日焼けの原因になる紫外線です。紫外線も赤外線と同様に、目には見えない光です。
その紫外線の中でも、波長によってUVA、UVB、UVCの3種類に分類することができます。ただし、UVCは、オゾン層に吸収されて地表に届くことはありません。
人間の肌に影響を与える紫外線は、UVAとUVBの2種類です。

つまり、UVAとUVBの2種類の紫外線に注意し、日々対策やケアをすればいいのです。

この章では、UVAとUVBがどのような紫外線なのかを紹介していきます。

1-1 UVAとは

地上に届く紫外線の約95パーセントがこのUVAで出来ています。
UVAは、すぐ肌にダメージを与えることはありません。しかし、UVAが時間をかけて肌の奥の真皮にまで到達すると、肌のコラーゲンやエラスチンを変形させます。そのため、肌の弾力が弱まり、シワやたるみが起こりやすくなってしまいます。

このUVAが原因で、肌の老化が早まることを「光老化」と言います。時間の経過と共に老化が進行してしまうのは自然なことですが、UVAを浴び続けることによって、さらに老化を早めてしまいます。

太陽が出ていない天気の日や室内で仕事をする時間が長いと、つい紫外線対策をサボってしまいがちです。しかし、UVAは日常生活の中でも注意と対策が必要です。雲や窓ガラスを通過して直接肌まで到達するため、うっかり日に焼けてしまう原因に。曇りの日や電車で通勤している最中なども注意が必要です。こまめに日焼け止めを塗るなど、日焼け対策を行うようにしましょう。

また、メラニン色素を酸化させ、褐色に変化させる特徴も持っています。肌が黒くなってしまう原因を作っているのも、UVAなのです。

1-2 UVBとは

紫外線のほとんどを占めるUVAに対し、UVBは約5パーセントとごくわずかです。
しかし、UVAよりも強いエネルギーを持っているため、量が少ないからと言って侮ってはいけません。

UVBは、主に肌の表面で吸収され、真皮層と呼ばれる肌の奥底にまで到達することはほとんどありません。
肌がUVBを浴びると、短時間であっても影響を与え、細胞を傷つけて皮膚が赤くなる「サンバーン」と呼ばれる炎症を引き起こします。
更に、サンバーンによって肌が赤くなる数日後、色素沈着効果のよって肌が黒くなってしまます。この現象を「サンタン」と呼びます。

夏場の海やリゾート地での「レジャー日焼け」、またシミやそばかすの原因になるだけでなく、何度もサンバーンを繰り返すことによって皮膚がんを引き起こす場合もあります。

2章 紫外線が与える影響

紫外線と言えば、肌に悪い影響を与えるというイメージをお持ちの方が多いでしょう。
しかし、紫外線を浴び続けると、肌だけではなく体の様々なところに影響を及ぼします。

まずは、紫外線が肌にどのような影響を与えるのか、確認しましょう。

2-1 皮膚に与える影響

「光老化」という言葉があるように、紫外線は肌老化の最大の要因。老化の原因も、加齢による自然老化はわずか20パーセントなのに対し、紫外線を浴び続ける光老化は80パーセントにのぼると言われています。

シミやそばかす、シワ、たるみの原因になることはご存知の方が多いでしょう。
その他、乾燥肌の原因にもなります。

日光を浴びると皮膚の水分が蒸発し、乾燥肌になってしまいます。
表面が乾燥してキメが乱れてくると、その隙間から更に水分が奪われ、ますます乾燥肌を促進させることに繋がってしまいます。

肌の乾燥は、シワやたるみの直接的な原因です。
日々のスキンケアをしっかり行うようにしましょう。

2-2 髪に与える影響

皮膚と同じように、紫外線を浴びることによって髪の毛もダメージを受けています。
皮膚への紫外線対策をしっかり行っている方は多くいらっしゃるでしょう。しかし、髪は日光が最も当たる場所。顔の5倍も紫外線のダメージを受けていると言われています。

特にUVBを浴び続けると、髪に悪影響を及ぼします。
髪内部のタンパク質は、アミノ酸システインの結合で成り立っています。紫外線を浴びると、アミノ酸システインが分解され、タンパク質が破壊されます。その結果、髪のうるおいを保つキューティクルがはがれやすくなり、パサつきやごわつきの原因になるのです。

また、髪の表面も変化します。まず、UVBはメラニン色素を分解する力を持っているため、髪の色を赤茶っぽく変色させます。髪の長い方で、毛先よりも上部の方が明るく変色している人は、紫外線の浴び過ぎが原因でしょう。

健康な髪を守るキューティクルは、一度壊れてしまうと再生しないものです。
髪も、皮膚と同じように紫外線対策をしましょう。帽子や日傘が有効ですが、髪用のUVカットスプレーも効果的です。

2-3 目に与える影響

目への紫外線は、充血、ドライアイ、眼精疲労などを引き起こすことがあります。
目は、他の臓器とは異なり、唯一外部に晒されているところ。直接的なダメージを受けやすいのです。
強い紫外線を浴びると、まずダメージが蓄積されます。その蓄積されたダメージが病気を引き起こし、目の老化を促進させます。
紫外線を浴び続けて傷がひどくなっていくと、白内障、翼状輪片、瞼裂斑など様々な眼病を引き起こす原因になることもわかっています。

肌への紫外線対策を正しく行っていれば影響はないと思っている方は多いでしょう。
しかし実は、目に入る紫外線も皮膚の日焼けの一因になっているという説があります。

目から入った紫外線によって細胞がダメージを受けると、脳が「紫外線が強い」と思い込み、体内にメラニン色素を作るようにと指令を出すのです。メラニン色素は、肌の色を黒くする原因です。
肌の色を黒くすることによって、肌細胞が紫外線の刺激を受けないように守ってくれるという働きがあります。メラニンが体内で働きかけてくれることで、紫外線によるDNAの破壊や皮膚がんの発生を未然に防ぐのです。

目に入る紫外線は、紫外線量の多い夏場だけでなく、スキー場などの雪の反射が多い場所でも起こります。しっかりと対策をしましょう。

3章 紫外線を正しく浴びるには?

悪い面ばかり注目されがちですが、紫外線を浴びることによるメリットはいくつかあります。紫外線を徹底的に避けるのではなく、正しい付き合い方を知る必要があります。

紫外線を浴びると、人体は活性型ビタミンDを生成します。

活性型ビタミンDは、人体にとって必要不可欠な物質です。必要不可欠な物質であるにも関わらず、人体では生成できません。皮膚がUVBを浴びることによって生成されるのです。
また、人体がカルシウムを吸収する手助けをする物質でもあります。そのため、骨粗しょう症、多発性硬化症、などの骨に関する重大な病気のリスク低減に大きく関係しています。
発育中の子供や妊娠・授乳期の女性も体内でカルシウムを生成しなければならないので、日光を浴びた方がいいでしょう。

体に必要な活性型ビタミンDを生成するためには、直射日光に1日15分程度あたるだけで十分だと言われています。
特に、朝日が昇ってから午前9時までの間に出ている紫外線は、活性型ビタミンDの生成に最も効果があり、骨をより丈夫にしてくれます。通勤時間に少し浴びるだけで良いのです。

また、朝の日光を浴びることによって体内時計を正常化し、睡眠・食欲・気分などの生体リズムを整えることも出来ます。体内時計が正常化すれば、昼間は元気に。そして記憶力や思考力の向上にもつながります。

さらに、ダイエットにも効果があることが分かっています。
日光を浴びると、甲状腺機能を正常化させ、新陳代謝を活発にします。新陳代謝が悪ければ、体に脂肪が付きやすく、血液循環も悪くなってしまいます。

日光を浴びることによって、体にいい影響はあります。極端に紫外線を浴びない生活は、健康にあまり良くないのです。

4章 おわりに

紫外線が人の体にどのように影響するのかを紹介してきました。
紫外線は、悪い面ばかりが取り上げられています。しかし、私たちが生活をしていく上では欠かせない存在でもあります。

日焼け止めや日傘などの紫外線対策をしっかり行い、上手く付き合っていきましょう。

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