神奈川県の薬剤師のお仕事や住生活環境について

1.神奈川県の生活情報

〈大都市圏と観光地が近接していて、休日には多種多様なレジャーが楽しめる県〉

神奈川県の県勢要覧2016(平成28年度版)の統計資料によれば、平成26年10月1日時点での県内の薬局数は3,770ヶ所、平成26年末の薬剤師数は21,541人で、人口10万人対の薬剤師数は236.7人、直近10年で薬剤師実数と人口対の薬剤師数は年々増加中です。

ただ人口10万人あたりの薬剤師数は全国平均と比較してようやく同レベルに増加した状況です。
神奈川県は関東平野の南西部に位置して東京都に隣接する首都圏の一角を占めています。

東京湾や相模湾に面した海側の平野から丹沢や箱根の各山地に到る様々な地形に囲まれています。県内に横浜市、川崎市、相模原市と政令指定市を3市抱え、東京都から続く臨海工業地帯や各鉄道沿線の工業地域、そしてそのベッドタウンとして大都市圏の一部を形成する一方で、県内にはマリンリゾート、温泉保養、自然資源、歴史遺産、アウトドア、工業遺産、文化遺産等の様々な分野での数多くの観光地を抱えています。
住まいから観光地までの距離が近接しており、休日のレジャーに過剰なストレスを受けない県といえます。
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2.神奈川県の子育て環境

〈待機児童数を5年間で大幅削減、行政主導で強力に子育て支援を推進している県〉

神奈川県では平成27年4月から「子ども・子育て支援新制度」をスタートさせました。就学前の子どもの教育や保育、子育て支援を総合的に進めるための新しいしくみで、「支援の量の拡充と質の向上」や「認定こども園や地域型保育などの教育や保育の場の増加」を目的としたものです。特に女性の割合が全体の60%以上を占める薬剤師の皆様が出産、育児後にスムーズに職場への復帰が可能なように、保育所に加えて認定こども園や地域型保育などの新たな施設の導入。

女性薬剤師をはじめとした子育て家庭を対象に、ニーズに応じた支援策の充実を計画しています。
このような取り組みの中で神奈川県では特に待機児童数の減少政策を強化しています。平成27年4月1日付では待機児童が利用可能な保育所等の定員を約13万人分確保。同時点の待機児童数は政令指定市の川崎市、相模原市を含めて11の自治体で待機児童数0を実現し、県全体でも待機児童数625と5年前の4,000超から5年連続で減少させている実績があります。このように神奈川県では行政施策の強力な実施によって、子育て中の薬剤師の皆様が仕事の際に就学前のお子様を保育所等に預けやすい環境が整っているといえます。

3.神奈川県の医療に関する資源

〈県の医療施策にて、地域に密着した「かかりつけ薬剤師」の役割が期待され、人材育成中〉

神奈川県の医療資源は平成23年の衛生統計年報統計表によれば、県内の病院は344ヶ所、一般診療所は6,424ヶ所です。県内の診察科数の上位3科は、病院では内科(一般)が308ヶ所 、整形外科が216ヶ所、外科(一般)が205ヶ所の順、一般診療所では内科(一般)が1,952ヶ所、整形外科が352ヶ所、小児科が211ヶ所の順です。また県内の人口10万人あたりの医師数は187.8人で、全国平均の医師数を大きく下回る現状があります。

神奈川県では地域保健医療計画にて「患者の視点に立った質の高い医療体制の整備」を施策のひとつに挙げています。具体的には住民の近くで日常的な医療や健康相談を行うための「かかりつけ医、かかりつけ歯科医の普及」と同時に、住民自身が日常的かつ継続的に利用している薬局を「かかりつけ薬局」と位置付け、かかりつけ薬局を持つことのメリットを住民に啓発することに努めています。同時にかかりつけ薬局に勤務する薬剤師を「かかりつけ薬剤師」と位置付けて、患者の薬歴・疾病管理を行うことや、診療所や訪問看護ステーション等との連携を積極的に図って在宅医療に参画していくことを目標としています。そして目標達成のために、地域保健医療に貢献する薬剤師の人材育成の推進を行う施策も実施しています。

このようにこれから神奈川県では、「かかりつけ薬局及びかかりつけ薬剤師」の、地域保険医療における貢献の度合いが重要になり、地域に密着して医療に従事する薬剤師の需要も今後さらに高まるといえます。

4. 神奈川県の薬剤師をとりまく環境

〈薬剤師への教育環境の充実、資格習得を推進し、チーム医療での役割充実を期待〉

神奈川県には薬剤師資格保有者対象の「神奈川県薬剤師会」と、神奈川県内の病院、診療所、介護保険施設勤務の薬剤師対象の「神奈川県病院薬剤師会」があります。現在は双方とも横浜市磯子区の神奈川県総合薬事保健センター内に事務局があり、薬剤師向けの各地域主催の研究会や薬学実務へのセミナー、講習会等を手分けして行うなど、協力して薬剤師の教育を行っています。

神奈川県では、「薬剤師のチーム医療における役割の充実」を医療行政の目標としています。チーム医療において、薬剤師の専門性の推進や調剤のみならず疾病管理への業務拡大を求めることで、急速な高齢化に伴う県民の医療サービスへの需要に応えることを課題としています。そのために日本病院薬剤師会等が認定する資格である「専門薬剤師」やその他の医療関係団体が認定する資格である「各種の認定薬剤師」などの資格習得の推進や、そのための教育や研修を行うことでの能力向上に取り組むことを施策としています。

このように神奈川県は薬剤師の教育や研修に力を注いでおり、上記2つの薬剤師会が中心となって研修会や講習会を数多く開催してスキルアップに力を注いでいます。

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