千葉県の薬剤師のお仕事や住生活環境について

1.千葉県の生活・地域情報

〈温暖な気候で、関東地方の「住みよさランキング」上位に県下の3都市がランクイン〉

平成25年5月作成の千葉県保健医療計画によれば、平成21年度末時点の県内の薬局数は2,182ヶ所で人口10万人比では35.5ヶ所、平成22年末時点の薬剤師数は12,254人で同人口比では197.1人となります。
人口比では薬局数、薬剤師数とも全国平均と比較して少ない状況が続いています。なお、平成17年以前では薬局数は増加の一途でしたが、平成17年以降の薬局数はほぼ横ばい状態です。

また、県内には京葉工業地帯を中心に医薬品製造企業の工場や医薬品関係の研究所が数多くあり、これらの企業や研究所が「千葉県製薬協会」を設立して、薬事衛生や医薬品の情報公開、消費者保護などの活動を行っています。

千葉県は東京都の東部に隣接、房総半島を含み温暖な気候です。東洋経済新報社発行の「都市データパック 2015版」での「全国各都市の住みよさランキング2015」では、関東地方の1都6県版の上位20位以内に千葉県の都市が3市ランクインして、いずれの都市も上位から中位の順位に定着するなど、「高いレベルでの住みよさ」があります。これらの都市の周囲の地域も含めて、千葉県は「住みよい環境が整っている」と言えます。

2.千葉県の子育て環境

〈県の子育て支援プラン以外に自治体毎に独自の子育て支援を有し、「住みたい街」が多い〉

千葉県では、10年後の県が目指す姿と、その実現のために今後3年間の行政の取組みを示す総合計画「輝け!ちば元気プラン」を作成していますが、その中で「子育てを支える環境の充実」を目標にしています。具体的には「子育て支援の体制の整備」や「要保護児童対策の充実・強化」、「仕事と家庭が両立できる環境の整備」等が取組方針とされています。特に「仕事と家庭が両立できる環境の整備」を取組項目として挙げていて、その中でも「出産・子育て等で離職した女性の再就職支援」を具体的施策としています。例えば女性薬剤師が、出産や育児が目的で一旦退職された後に再度薬剤師としての就職を希望する場合、県の方針として「一人ひとりの状況に応じた就業支援を行う」ことを約束しています。

このように千葉県は子育て支援の整備に力を入れていますが、既に県内には「子育てに対する手厚い支援を実施している自治体」も数多くあります。例えば浦安市では「様々な子育ての場面に則した手厚い支援」により、不動産業や引っ越し業では「日本一子育てがしやすい街」という口コミが定着、また松戸市では「子育て支援の具体的施策」が子育て支援団体から高い評価を受け、「2年連続全国2位の優秀な子育て支援施策」の名誉を受けています。

このように千葉県全体で「子育てに優しい自治体」が多く、一般世論でも「子供を持って住みたい街が多い」という状況です。育児で離職後に復職を希望する女性薬剤師の皆様には、育児と仕事の両面での安心できる環境が整っています。

3.千葉県の医療に関する資源

〈県の方針として在宅医療体制に関わる他業種連係に薬剤師も参画することが期待される〉

千葉県の医療資源は千葉県保健医療計画によれば、平成22年10月1日現在で県内の病院は283ヶ所、一般診療所は1,589ヶ所です。県内の医師の診察科別の割合は、多い順に内科が2,207人で割合は20.6%、整形外科が801人で7.5%、外科が645人で6.0%です。一方で医師割合が0.5%未満の診療科もリウマチ科や心療内科など8科あり、充実が求められています。

また在宅医療に関する施設では、在宅療養支援病院が20ヶ所、訪問診療実施病院が98ヶ所、在宅療養支援診療所が240ヶ所、訪問対応薬局が554ヶ所、訪問介護ステーションが191ヶ所設置されています。

千葉県は保健医療計画にて「県民の急速な高齢化」を最重要課題と考え、高齢者の疾病の予防をはじめ疾病発症時の急性期、回復期、在宅療養期それぞれでの包括的なケアの充実を行い、そのために医療機能の分化と連携を推進することで「循環型地域医療連携システムの構築」を医療行政の目標としています。訪問対応薬局もこの連携システムの一翼を担う役割を担っていますが、各薬局では「投薬時に患者と接する薬剤師の確保」を今後の重要課題と位置づけており、薬剤師の需要は高いといえます。

4. 千葉県の薬剤師を取り巻く環境

〈県薬剤師会と病院薬剤師会が協力して、離職薬剤師の復職応援や教育環境を充実〉

千葉県には薬剤師資格保有者対象の「千葉県薬剤師会」と、千葉県内の病院、診療所、介護保険施設に勤務する薬剤師対象の「千葉県病院薬剤師会」があり、双方の会が最新の薬学や若手薬剤師の養成研修会や実習会、研究会等を主催しています。

また「認定実務実習指導薬剤師養成講習会」や「医療連携シンポジウム」を両薬剤師会共催で実施、さらに千葉県内に薬学部を持つ千葉大学、日本大学、東京理科大学等での薬学研修会、及び千葉県内に大学病院を抱える順天堂大学、東京女子医科大学、日本医科大学等で開催される医薬研修会への後援や協力を行うなど、両薬剤師会が協力して千葉県の薬剤師のレベルアップに務めています。

特に千葉県では薬剤師不足を補う目的で、一度離職した薬剤師の復職を積極的に支援するために平成27年度から「復職支援薬剤師養成研修会」の開催を始めました。他にも「薬局マネジメント研修」や「在宅薬剤師養成研修会」、「薬剤師生涯学習研修会」など、復職した薬剤師のための手厚い教育環境が整っていて、働きやすい県であると言えるでしょう。

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